保険料の見直しによる保険料の節約ポイントは、大きく3つ!

保険料の見直しによって、保険料が節約できるポイントがいくつかあるのはご存じでしょうか。
今回のコラムでは、節約のポイントとして、
・ライフステージが変わったタイミングで見直す
・貯金は△、保険は▢
・保障額を必要以上に大きくしない

の3つをご紹介します。

※この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、保険募集を目的としたものではありません。

ライフステージが変わったタイミングで見直す

結婚したときや、子どもが生まれたとき、子どもを将来どのような学校に通わせるかの方針が決まったとき、さらに家を購入するときなど、ライフステージが変わったタイミングで保険を見直すのが大切とされています。

子どもの成長や、自分自身の現役・引退のキャリアプランなど、中長期的なライフプランを立てながら、ライフイベントと照らし合わせて保険の見直しを行っていくことも有効でしょう。

また、保険の見直しにおいては紙ベースの場合、資料を取り寄せて判子をついて返送して、と手間も増えて煩雑になりがちです。スマホやパソコンでオンラインで入退会申請ができるものも増えてきており、非常に便利なので検討してみるとよいでしょう。

家族のニーズに応じて、既存加入保険を見直しつつ、各社の保険を比較しながら、新たに最適なものを選んでいくことも比較的簡単にできます。

さらには、保険の見直しについて自身で見直すことが難しい場合は、提案する保険への加入を前提として、無料でファイナンシャルプランナーがアドバイスしてくれるサービスもあります。一方で、有料となることもありますが、保険をセールスされない、客観的なアドバイスを受けることも可能です。

無駄なものを見直すことで保険料の支払いに一定の減額ができれば、ファイナンシャルプランナーに対する謝礼や手数料もカバーし、節約に繋がる可能性があります。

貯金は△、保険は▢

下の図の形が示す通り「貯金は△、保険は▢」と言われています。いまの貯金で賄えないような大きなリスクに対しては保険で備えるのがよいとされています。

図の通り、預貯金は定期的に積み立てを行うことにより、時間の経過とともに段階的に元利金額が増えていきます。

一方で、保険は万が一に備えるものであるため、経過期間に対して保険金はほぼ一定です。

経過期間により積立金額が増加していく預貯金と、保障額が一定の保険を組み合わせることにより、将来的には預貯金で賄えるようになることを考えると、保険金額は加入当初ほど必要ではないかもしれません。

このように考えると、将来の積立金額の増加とともに、保険金額を節約するために見直しを行う必要が出てくるのです。

保障額を必要以上に大きくしない

民間保険は公的保険を補完する面もあることから、公的保険の保障内容を理解したうえで、保障額を必要以上に大きくしないよう、必要に応じて民間保険に加入することが重要だと言われています。

金融庁資料

出典:金融庁ポータルサイト「公的保険制度と民間保険」

この表から、公的保障でもケガや病気、老齢、死亡などの各リスクにおいて、一定の保障がついていることがお分かり頂けるかと思います。

また、日本においては、公的保険は強制加入であり、一定のリスクに対する保障が最低限ついています。対して、それを補うべく開発されているのが民間の保険で、任意で加入することができます。さらなるリスクを加味して保障を手厚く受けとるために、別途民間の保険に加入することが想定されるでしょう。

一方で、発生リスクが少ないにも関わらず民間の保険に複数入ることにより、日々の保険料負担が大きくなってしまうことも挙げられます。保険料負担が増加すれば、日々の生活への負担が増すうえ、本来なら預貯金にまわせば積立が可能だったのに…。ということも起こりえます。

最低限の保障は公的保険でカバーできていることを前提とし、民間保険に重複しているものや、過剰に加入しているものがないかどうか、定期的に発生リスクとともに確認することが大切です。

定期的な保険料の見直しによる節約を

リスクに備えて保障するという保険の原則を理解したうえで、ライフステージにおける定期的な見直しを行うことにより、余分な支出を防ぐことも可能となります。余分な支出を防ぐことができれば、預貯金等の積立にまわすことも可能となってくるでしょう。

自分にとって必要なサポートを必要な分だけ得られるように、これからのライフステージに応じてうまく見直してみてください。